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「第12回 警告ラベルの規格(Part 3)」

2021年2月22日発行

SEMI規格とは、デバイスメーカー、装置製造、材料製造、半導体・FPD工場設備、第三者機関、大学、研究所などのメンバーによって定められた半導体製造装置の規格です。SEMI規格への適合は、日本、欧州、北米、中国、台湾、韓国などに向けて発行されています。第12回では、警告ラベルや取扱説明書に関わるSEMI規格について説明します。

 

SEMI規格

SEMI規格とは、半導体製造機器メーカー、FPD製造装置メーカー、材料メーカーなどの国際的な業界団体であるSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)がFPDを含む半導体産業の国際工業規格の統一を目的に定めた規格です。SEMI Sシリーズは、半導体やFPDの製造装置システムに対する環境、健康、安全(Environmental Health and Safety:EHS)について定められた 「安全ガイドライン(Safety Guidelines)」であり、S1~S29(日本語の場合)の規格書に分かれています。

■ 環境、健康、安全に関わるガイドライン

規格

タイトル

SEMI S2

半導体製造装置の環境、健康、安全に関するガイドライン

SEMI S2は、安全インタロックシステム、緊急シャットダウン、電気設計、防火、人間工学、危険エネルギーの切離し、地震保護、環境への配慮、化学物質、レーザ、その他のさまざまな面での安全性能を定義しています。また、マニュアルや警告ラベルについても言及しています。SEMI Sシリーズでは、まずS2が参照すべき核となるガイドラインとなります。

 

■ 警告ラベルに関わるガイドライン

規格

タイトル

SEMI S1

装置安全ラベルの安全ガイドライン

SEMI S1は、装置に関連する危険を人に警告する安全ラベルの内容やフォーマットなどを定義しています。他のISO/IEC規格やANSI規格と異なる点は、警告ラベルに固有の識別子(例えば型番)を印刷すべきと定義していることです。これは、交換用の警告ラベルを装置メーカーから発注することを容易にするためだとしています。

■ 取扱説明書に関するガイドライン

規格

タイトル

SEMI S13

製造装置と共に使用することが意図された装置ユーザへの提供文書のための環境,健康,安全ガイドライン

SEMI S13は、装置の操作、保守、および設置に関するリスクを低減するため、取扱説明書に記述すべき事項について定義しています。また、装置ユーザーへの提供文書を、装置の操作、保守、サービス、設置、汚染除去、ディコミッショニングの担当者が読むべきであるということも意図されています。

当社では、SEMI S1やS13を基に、警告ラベルや取扱説明書の適合評価を行っています。詳しくは当社までお問い合わせください。

 

ここまで、警告ラベルについて見てきましたが、ラベルには、警告ラベル以外にもレーザラベル、GHS対応ラベルなど、規格で定められている特殊なラベルがあります。
第13回と第14回では、「レーザラベル・GHS対応ラベル」やその他の安全ラベルについて説明します。

 

 

(参考文献)

 

この連載記事は、お客さまの警告ラベルへの理解を深め、ご活用いただくためのものです。この内容に基づいて生じた事故や損害について、当社は一切の責任を負いません。あらかじめご了承ください。