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「第7回 正しく伝わる警告ラベルのデザイン(Part 3)」

2020年7月14日発行

第7回では、「シグナルワード」について説明します。シグナルワードは、第2回で説明した残留リスクに対して、危険の度合いを定義するものです。ユーザーの目に留まりやすいように、目立つ色と太字のフォントで表現します。

 

シグナルワード

シグナルワードは、警告ラベルの中で危険の度合いを一目で判断するために使用します。

■ シグナルワードの種類

身体に対する傷害の注意喚起に関するシグナルワードは、「DANGER(危険)」「WARNING(警告)」「CAUTION(注意)」という単語と安全警告記号(https://www.keikoku-label.com/user_data/packages/kl2/img/guide/img_caution_icon.pngマーク)、そして色で示します。


(危険)

高レベルのリスクが潜在する危険であり、回避しないと死または重度の傷害を招くことを示します。
背景は赤色、文字は白色で示します。


(警告)

中レベルのリスクが潜在する危険であり、回避しないと死または重度の傷害を招き得ることを示します。
背景はオレンジ色、文字は黒色で示します。


(注意)

低レベルのリスクが潜在する危険であり、回避しないと軽度または中度の傷害を招き得ることを示します。
背景は黄色、文字は黒色で示します。

ISOでは、”財産損害(物損)のみの危険 ”に該当するシグナルワードは特に定められていませんが、SEMIやANSIでは「NOTICE(通告または注記)」、GBでは「NOTICE(注意)」として定義されています。これらのシグナルワードを、ISOを参照規格と定義している取扱説明書内で使用しても問題ありません。なお、SEMIでは、安全警告記号(https://www.keikoku-label.com/user_data/packages/kl2/img/guide/img_caution_icon.pngマーク)が付かない「CAUTION(注意)」も、”財産損害(物損)のみの危険”に該当するシグナルワードとして定義されています。


(SEMI・ANSI:通告または注記)
(GB:注意)

身体に対する傷害に関連しない財産損害(物損)のみの危険を示します。
背景は青色、文字は白色で示します。
(ANSI、SEMI、GBで定義)


(注意)

身体に対する傷害に関連しない財産損害(物損)のみの危険を示します。
背景は黄色、文字は黒色で示します。
(SEMIで定義)

その他、ANSIのみ「SAFETY INSTRUCTIONS」が存在します。このシグナルワードにも安全警告記号(https://www.keikoku-label.com/user_data/packages/kl2/img/guide/img_caution_icon.pngマーク)は付けません。


(安全指示)

安全な作業の実施に関する一般指示または安全具の設置場所を示します。
背景は緑色、文字は白色で示します。
(ANSIで定義)

また、シグナルワードは使用国の言語に合わせて表記します。ここでは、日本語と中国語(簡体字)を例として取り上げてみます。

<『ISO 3864-2』/『GB/T 2893.2』の場合>
身体に対する障害を示す「DANGER」、「WARNING」、「CAUTION」といった3つのシグナルワードが定義されています。

規格

日本語

中国語(簡体字)

ISO 3864-2 / GB/T 2893.2
(GBは中国語のみ)

<『SEMI S1』/『GB/T 25322』の場合>
身体に対する障害を示す「DANGER」「WARNING」「CAUTION」に財産損害(物損)のみの危険を示す「NOTICE」を加え、4つのシグナルワードが定義されています。「CAUTION」の中国語(簡体字)の訳には、「注意」または「小心」の2つのパターンがあります。『SEMI S1』では「注意」または「小心」のどちらを使用してもよいとされていますが、『GB/T 25322』では「小心」のみを使用することを推奨しています。

規格

日本語

中国語(簡体字)

SEMI S1


または

または

GB/T 25322

 

■ シグナルワードの選択

危険度の大きさに合わせて各シグナルワードを並べると、下記の図のようになります。危険度の大きさは、「事故が発生した場合に起こり得る最悪な状況」、「危険な状況が発生した場合、事故が発生する確率」、「事故が発生した場合、起こり得る最悪な状況となる確率」を基に決めます。

リスクの振り分けは、第4回で説明したように、リスクアセスメントを実施し、ステップ1の本質的安全設計方策、ステップ2の安全防護や付加保護方策を十分に行った結果、どうしても残ってしまったリスク(残留リスク)に対して行います。そのリスクが、「損害の大きさ」や「発生頻度」によって、許容領域か低減対象領域かを判断していきます。

低減対象領域のリスクに対しては、下記のフローチャートに従って、最適なシグナルワードを選択していきます。

警告ラベルは、原則として製品の使用国の公用語で記載する必要があります。『ISO 3864-2』の附属書Bを参考例として、各言語に翻訳したシグナルワードを下記に示しています。日本国内が対象の場合は、シグナルワードは日本語に変更してください。

 

このように、シグナルワードは製品の使用国の公用語で表示する必要がありますが、ISO、SEMI、ANSI、GBなどの規格によって翻訳が異なる場合があるため、必ず規格書で確認してください。

次回は、「警告ラベルの構成要素である文字メッセージ」について説明します。

 

 


(参考文献)

この連載記事は、お客さまの警告ラベルへの理解を深め、ご活用いただくためのものです。この内容に基づいて生じた事故や損害について、当社は一切の責任を負いません。あらかじめご了承ください。