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“警告ラベルがわかる!” 安全規格講座  「第5回 警告ラベルをデザインする!(Part2)」

2014年2月4日発行

はじめに

前回は、警告ラベルの構成要素のうち「シグナルワード」と「文字メッセージ」について説明しました。今回は、引き続き「シンボル」「フォーマット」「規格」についての説明をします。

「シンボル」について

「シンボル」とは、特定の安全メッセージを伝えるために使用する図式表現です。
通常は、以下の内容を表現します。

  • 危険の性質
  • 危険にあった場合に起こり得る結果
  • 危険を回避するための行動

●シンボルの外形

外形には以下の3種類があります。識別の内容に応じて、記号や絵図を適切な外形の中に入れる必要があります。

①「危険」の外形
  • 「危険」の外形に入る記号は、身体損傷の危険を示すために使用します。
  • 地色は黄色、三角形の枠は黒色、危険を表す記号または絵図は黒色を使用します。
  • 縁取りは黄色が基本ですが、貼り付ける対象物が黄色または白色の場合は、縁取りの色の変更が可能です。
②「禁止」の外形
  • 「禁止」の外形に入る記号は、行ってはいけない行為、または中止すべき行為を示すために使用します。
  • 円形の枠に斜めの線(左上から右下)を引きます。地色は白色、円形の枠と斜めの線は赤色とします。禁止行為を表す記号は黒色とし、赤い斜めの線の背後に配置します。
  • 縁取りは白色が基本ですが、貼り付ける対象物が白色または黄色の場合は変更が可能です。
③「強制」の外形
  • 「強制」の外形に入る記号は、危険の回避に必要な行為を示すために使用します。
  • 地色は青色、強制する行為を表す記号は白色とします。
  • 縁取りは白色が基本ですが、貼り付ける対象物が白色の場合は変更が可能です。

●図記号の規格

シンボルに使用する図記号は、それを見たほとんどの人が同じイメージを認識できる必要があります。
例えば、下図のような「障害物によるつまずき」の注意を意味する図記号を作成したとします。

しかしこの絵は、人によって「進入注意」に見えたり、「安全靴」に見えたりします。
このような不確実な情報伝達によるリスクを避けるため、ISOなどの国際規格では、理解度試験の結果が“正解85%以上、かつ重大な取り違いが5%以下”といった規定を設け、国際標準化を行っています。
※ISO 9186(図記号-試験方法-第1部:わかりやすさの試験方法)より
もちろん、どの規格でもオリジナルの図記号の作成は認められていますが、その場合は適切な理解度試験を行い、誤認識が最小限で安全上問題が無いという証明をメーカーサイドで行う必要があります。
しかし通常、ほとんどのメーカーは、そのような予算や時間はかけられません。
では、どうすれば良いのでしょうか?そのような場合は、ISO 7000、ISO 7001、ISO 7010、ISO 3864などの国際規格に掲載されている図記号の中から、該当する意味合いのものを探します。
例えば、前述の「障害物によるつまずき」の場合は、ISO 7010にある次のような“Warning Obstacles”の図記号を使用します。

なお、国や業界によって図記号の適用規格が異なるため、全てISOに準拠していればよいとは限らないので、注意が必要です。(後述の「警告ラベルの規格について」参照)

フォーマットについて

警告ラベルは基本的に、前述の「シグナルワード」、「本文メッセージ」、「シンボル」の3つ以上の区画で構成します。
これらの区画を組み込んだ横形と縦形の構成例を、以下に示します。

警告ラベルの規格について

●安全標識の規格

「図記号の規格」で説明したように、メーカー独自の警告ラベルはリスクを伴うとともに、コストも掛かります。
では、世界にはどのような警告ラベルの規格があるのでしょうか。
それらの一部を紹介します。

使用地域 規格 内容
北米 ANSI Z535 米国国家規格:安全標識・警告ラベル基準
欧州 EN 50419 指令2002/96/EC(WEEE)の第11(2)に従う電気・電子機器のマーキング
IEC 60417 機器・装置用図記号
IEC 60825 レーザ製品の安全性
IEC 61310-1 機械類の安全性―表示,マーキング及び作動
ISO 3864 図記号 安全色及び安全標識に関する規格
ISO 7000 機器に用いる図記号
ISO 7001 図記号 一般案内用図記号
ISO 7010 図記号 安全色及び安全標識
日本 JIS C 6802 レーザ製品の安全基準
JIS S 0032 高齢者・障害者配慮設計指針 視覚表示物 日本語文字の最小可読文字サイズ推定方法
JIS S 0033 高齢者・障害者配慮設計指針 視覚表示物 年齢を考慮した基本色領域に基づく色の組合せ方法
JIS S 0101 消費者用警告図記号
JIS T 0103 コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則
JIS T 0901 視覚障害者の歩行・移動のための音声案内による支援システム指針
JIS T 0921 高齢者・障害者配慮設計指針 点字の表示原則及び点字表示方法 公共施設・設備
JIS T 0922 高齢者・障害者配慮設計指針 触知案内図の情報内容及び形状並びにその表示方法
JIS T 9251 視覚障害者誘導用ブロック等の突起の形状・寸法及びその配列
JIS Z 8210 案内用図記号
JIS Z 9101 安全色及び安全標識 産業環境及び案内用安全標識のデザイン通則
JIS Z 9103 安全色 一般的事項
JIS Z 9104 安全標識 一般的事項
JIS Z 9107 安全標識板
中国 GB 2893 安全色
GB/T 2893 図形記号、安全色など
GB 2894 安全標識と使用ガイドライン
GB 18030 中国語文字コード集(フォントに関する要求)

上記以外にも、家電製品協会やSEMI スタンダードなど、業界で制定されている表示関連規格をはじめ、さまざまなものがあります。まずは、対象となる製品がどの規格に該当するかを十分に調査した上で作成する必要があります。

●規格による違いの例

下表は、電気的危険の警告ラベルを規格別に作成した例です。

規格タイプ サンプル 説明
ISO・IEC

シンボルはISO 7010、ISO 3864-1、IEC 61310などに準拠したものを使用します。

シグナルワードはISO 3864-2の規定に従います。

SEMI

ほぼISO・IECタイプと同様ですが、「Reorder No.」が必須となります。

ANSI Z535

シンボルはANSI Z535.3から引用。

※ANSI Z535では、感嘆符を使用する場合に限りシンボルに三角形を使用します。

家電製品協会

「家電製品の安全確保のための表示に関するガイドライン」では、図記号の背景色は「白系統色が望ましい」とされています。

なお、シンボルや最小文字サイズなども規格によって異なりますので、注意が必要です。

次回は、国や地域によって異なるルールについて説明します。

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