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“警告ラベルがわかる!” 安全規格講座  「第1回 警告ラベルはなぜ必要?」

2013年7月17日発行

なぜ、「やかん」は熱くなるのに警告ラベルが要らないのか?

みなさんご存じの「やかん」ですが、当然、中にお湯が入っていると熱くなり、やけどの恐れがあります。しかし、警告ラベルが貼られている「やかん」は、あまり見掛けません。
なぜ、「やかん」は熱くなるのに警告ラベルが要らないのでしょうか?

そもそも警告ラベルを貼る目的は、ユーザーが正しく製品を使用するための情報をメーカーが提供することです。
「やかん」は、水を入れてお湯を沸かす器具として一般的に認知されています。
このことから、メーカーが情報を提供するまでもなく、ユーザーはやけどを回避できると判断できます。
誤って熱い「やかん」に手を触れてやけどを負うことは、あくまでユーザーの責任による誤使用と見なされます。
このような事故は社会通念上、正しい使用説明や警告表示ができていないという「欠陥」とは見なされず、メーカーは責任を問われません。
したがって、一般的に「やかん」には「高温注意」などのラベルが貼られることはありません。
しかし、開発者や設計者の感覚が、この“社会通念”から乖離(かいり)してしまうこともあります。それは、専門家の間では常識となっていることも、一般の人々にとっては必ずしもそうではないからです。
そのため、警告ラベルを作成する場合に最も大切なことは、ユーザーの立場で考えるということです。
それでは、警告ラベルはどのような場合に必要となるのでしょうか?

何を警告するのか?

■絶対安全と言い切れる製品はあり得ない!

製品は本来、人の生命や財産を侵害するような危険のない安全なものとして設計される必要があります。
しかし、絶対に安全と言い切れる製品はあり得ません。
安全設計を行い、安全防護および追加の安全方策を施しても、リスクは残ります。
メーカーは、ユーザーに対して残留リスクの情報を明確に提供する義務があります。
その手段の一つとして、警告ラベルがあるのです。

■残留リスクを表示する

メーカーは、製品の性能やコストなどとのバランスを取りながら、メーカーとして許容できるリスクを残して製品を販売することになります。
その中でも、“やかんのやけど”のような一般的に認知されている受け入れ可能なリスクを除いたものを、「残留リスク」と呼びます。

残留リスクに対しては、取扱説明書で危険箇所や危険性の情報を提供し、誤使用を防止するための指示を行う必要があります。また、危険箇所には警告ラベルを貼り、ユーザーに注意を促す必要があります。

警告ラベルを貼らないと?

先ほど、「残留リスクとは、条件付きで受け入れ可能なリスク」だと説明しました。
逆に言えば、条件が無ければ許容できないリスクがあるということです。
この「条件」とは、ユーザーが「正しい使用方法」や「使用方法を誤った場合に発生するリスク」を十分に理解しているということです。
危険箇所には、「どのようなリスクがあるのか」、および「それを防ぐための指示」を警告ラベルで明示します。
もし、残留リスクがあるにも関わらず、警告ラベルを貼らず、取扱説明書でも十分に注意を喚起していない場合は、「指示・警告上の欠陥」と見なされます。

「指示・警告上の欠陥」は、製造物責任法(PL法)における欠陥の解釈の一つです。
次回は、警告ラベルと関わりの深いPL法を中心に説明します。

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